もみ返しで困ったことはありませんか?
強い刺激の後に筋肉がよけい硬くなった経験はありませんか。強い刺激になれてしまうと弱い刺激では物足りなく感じることがあります。しかし筋肉は思った以上にデリケートなものなのです。
分かりやすい例でいうと、お肉屋さんで売っている生肉をたたくと血がにじんできますね。私たちの筋肉も同じことが言えるのです。強く揉んだりたたいたりすると、毛細血管を過度に刺激してうっ血を起こします。うっ血が起こると筋肉の中の血流が悪くなりよけい硬くなることがあります。これがいわゆる「もみかえし」と考えられます。
一番大事なのは、最初になぜ筋肉が凝って硬くなってしまったかを把握することなのです。筋肉自体の問題なのか、関節の動きの悪さに関係するのかなど見極めることが一番大事なのです。仮に筋肉自体の問題だとしても、筋肉の緊張を和らげるうえで和らぐ方向を見つけることにより軽い力で筋肉を緩めることが可能となります。逆に言うと緩まない方向には、いくら強い力で刺激しても充分な効果は期待できません。
筋肉に負担をかけない刺激を行えば、「もみかえし」ということは起こらずにすみます。