安達カイロプラクティックオフィス

長岡市で唯一鍼灸の資格をもったカイロプラクター、安達カイロプラクティックオフィスです。
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ほかにも産後の骨盤調整など、いろいろなご相談もお受けいたしております。お気軽にご相談ください。

新型コロナウイルス後遺症へのアプローチの一考察①

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新型コロナウイルス感染後の様々な後遺症は数多く報告されています。倦怠感や息苦しさが1年以上もあり、日常生活に大きな支障となっている方はかなりいらっしゃるようです。

そんな中、10月16日付けのNHK首都圏ナビで「けん怠感、息苦しさ・・・コロナ後遺症 血液成分の分析で分かったことは」というタイトルの記事がありました。

記事によると、新型コロナウイルスの感染後、症状が長引く人では、血液中の物質に特定の変化が増られたとする研究成果を、アメリカ・イエール大学の岩崎朋子教授らの研究チームが科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。

岩崎朋子教授らの研究チームは、新型コロナに感染した後、けん怠感や息苦しさなど何らかの症状が長引く「後遺症」がある人と、感染後後遺症がない人、感染しなかった人など合わせて、268名の血液成分を分析しました。

その結果後遺症がある人たちでは、血液中にあるB細胞やT細胞と呼ばれる特定の免疫細胞が増加していたほか、体内で潜伏していたヘルペスウイルスが活性化するなどの変化が確認されたということです。

さらに後遺症がある人では、身体の状態を一定に保ち、ストレス反応に関わる「コルチゾール」というホルモンの量が、後遺症がない人や感染しなかった人と比べて半減していたことを確認しました。

アメリカ・イエール大学の岩崎朋子教授は、後遺症の中でもけん怠感は、コルチゾール低下が要因だと考えられ、ほかの症状も免疫とホルモンの量が不安定になる事で起きている可能性があるとしたうえで、後遺症があることを周りに理解されずに悩み続ける人も多いので、原因の解明を目指しさらに研究を進めたいとしています。

この記事からわかることとしては

①コロナ後遺症のうち「けん怠感」に関しては「コルチゾール」というホルモンが深く関与していると考えられる。

②コルチゾールは「副腎」という臓器の外側の部分「副腎皮質」から分泌されるホルモン

③ウイルスという外敵、いわゆる外からのストレスに対し、身体が反応します。その際一番最初に反応するところが「視床下部」という自律神経の最高中枢です。その次に刺激が入るのは「下垂体」というホルモンの最高中枢になります。下垂体からの指令で副腎皮質から出るのが「コルチゾール」です。

④この視床下部ー下垂体ー副腎の経路のことをHPA軸と言いますが、この経路の調整はカイロプラクティックや鍼灸の刺激でも可能となります。

新型コロナウイルスの後遺症・特にけん怠感の改善について、その考え方、アプローチの仕方など次回お話したいと思います。

 

コロナ後遺症外来 | 鷲宮ファミリークリニック