膝の痛み―その真犯人は?
先日来腰の痛みのため来院されていたKさん。2回ほどの治療で腰はだいぶ楽になったとの事。
最終チェックで来院した際、腰は大分良いが今度は左の膝が痛くなってきたとの事で、診ると腫れて熱感もあります。
朝起きたときからの痛みで、昨日まではなんともなかったらしい。特に変わったことをしたわけでも、無理な運動をしたわけでもないのに痛くなってきた。
関節の痛みで、腫れと熱感があれば、外力により炎症が起きていると考えるのが一般的ですが、このような場合に考えないといけないのが、代謝の問題です。代謝が悪いと痛みや腫れが出ることがあります。
そこで「何か脂っこいものを食べませんでしたか」と聞いてみると痛みの出る前日、前々日とカップラーメンを食べたということでした。脂肪の代謝に関係するのは、胆汁です。胆汁は肝臓で作られ、胆嚢から排出されます。脂っこいものを摂ると胆汁分泌が多くなりますが、摂りすぎると胆嚢に負担をかけることになります。
胆嚢と関係する筋肉は、膝か筋といって膝の後にある筋肉です。ですから今回のケースでは、胆嚢の機能を改善することや胆嚢の反射点を用いた治療をすることが症状の改善につながると考えました。
痛みの発生状況や痛みの出方を詳しく聴くことで、痛みの背景にあるものが見えてくると思います。