突然肩が挙がらない!
先日お見えになった方ですが、夕方急に右手が挙がらなくなったとのこと。
特に何をしたわけではないのに、少し肩がだるいかなくらいだったのが急に挙がらなくなったらしい。
こういうとき一番大事なのは、その症状の裏に重篤なものが潜んでいないかどうかです。
問診にて、最近の身体の状態や、生活で変わったことがあったかどうかを聞いていきます。
その次には、神経学検査。これは脳の問題が関与しているかどうかを鑑別するための検査で、深部反射(かっけの検査の要領)を診ます。
一連の問診、検査で重篤なものの関与はないと判断しました。
ベッドに腰かけた状態で右手を挙げてもらうと90度までも挙がりません。ただし痛みはないとのこと。
このことから解ることは、腕を90度から上に挙げるときに働く筋肉がうまく働いていないという事、筋肉や関節に炎症はないということ。
次に仰向けで右腕の挙がりをチェックすると、90度以上まで挙がってきます。
ここまでくると、どのような状態かおおよその見当がついてきます。
おそらく肋骨から肩甲骨に行っている筋肉で、腕を挙げる働きを持つ前鋸筋(ぜんきょ筋)の問題があると考えました。
肋骨を触診すると、右側が明らかに弾力性がありません。肋骨を前後からおさえて、肋骨の動きを改善し、さらに血流やリンパの流れも改善しました。
施術後右腕を挙げてもらうと160度位まで挙がるようになりました。
翌日2回目の治療前の検査では、180度全可動域まで挙げられる状態になっていました。
職場の同僚にこのことを話したところ、突然肩が挙がらなくなって、またすぐ元通りになっていたので、信じてもらえなかったそうですが・・・。